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タオイズムの歴史

竹林の七賢 「洗心術」

紀元前3世紀から4世紀ころの中国で、高官や名士という地位でありながら、「老荘の学」{老子や荘子の思想}を好む人達がいました。
彼らは竹林に集まり、酒を飲んでは時代を批判し、それについて論議し、世俗の栄華や流行を笑いとばしたのでした。 簡単にいえば、肩書きや地位、見栄に翻弄されて、本来の自然な生き方を見失っていた当時の政治家や高官たちを批判し、もっと無為自然な生き方をするべきだと語り合っていたのです。 そして彼らは自由にとらわれない日々を過ごしていたようです。

彼らは七人いたので「竹林の七賢」といわれました。

そして、中国では官位の高いインテリでも、職場では「儒教」そして家にかえったら窮屈な帽子や礼服を脱いで、タオイスト(タオイズムを信奉し、無為自然の生き方をする人達)に戻るといわれているくらい、全ての中国の人々にとって、無為自然の思想、タオイズムは深く受け入れられていたのです。

日本道観の洗心の講座は、実はこの竹林の七賢のように、いろいろ気軽に座談をします。
道士と共に自分の悩みや心のつかえについて話している間に、いつのまにか自分の中で凝り固まった常識や「こうでなくてはいけない〜〜」という思い込みや滞りがとれ、 気楽に楽しくなってくるのです。

そして本来の無為自然の生き方、
その人本来の無為自然な心にもどっていただく方法なのです。


道家道学院